奢る民
仕事が遅くなったため、職場の後輩と食事に行きました。
先輩はやっぱりお金をどかーんっと支払うものみたいなので、私も例にもれず、支払いの際に、おもむろに財布をとりだしました。なお、後輩の分のお会計は2000円也です。
後「先輩。いいのです。全部支払ってもらうわけにはいかないのです」
先(私)「えっ。いいよ。そんな遠慮しなくても」
後「いやいや。1000円くらいださせてください。」
先「あっ、え、いいのに。」
後「いえ、本当に」
先「あっ、じゃあ」
後「…今、先輩に私の分のお会計を1000円支払って頂いたわけですが、その1000円で勝った気にならないでください」
先「あっ、えっ?… はい」
私の支払った1000円の気持ちのやり場はどこにいけばいいのでしょうか。