サイト

ずっと好きだったサイトがありました。

その方は、主に日記を書いていて、たま自作の小説とか載せていました。ちなみに有名人とかじゃないです。

私は毎日のように帰宅後にそのサイトを訪れ、にやにやしながら日記を読んで、印刷してファイリングまでするという気持ちの悪い作業を一連の流れで行っていました。ただ、ある日突然の方のサイトが閉鎖してしまいました。

えー聞いてないんですけど、とか思いつつ、その方の名前とか、日記に書いてあったあらゆる情報を手がかりにその方の消息を辿りました。

今から考えると、実際はまったくの他人が、日記やらなんやらでその人のことを知った気になって、勝手に親しい気になって、えー聞いてないんですけどとかって思っちゃって、裏切られた気持ちになったり、悲しい気持ちになったり。なんだか不思議で怖いことです。

でもまあ、結局のその方の消息は掴めず。でも、心のどこかであきらめられず。たまにインターネットでその方の名前を検索したりしてました。


それで、最近、なにげなくその方の名前を検索してみたら、ヒットしました。
気がついたら、サイト閉鎖から7年経ってました。7年も未練が持続したなんて、相当気持ち悪いです。


で、その方なんですけど、今はなんか、その、あの、、、これを書くとどなたか特定されてしまうので書けないんですけど、だいぶ遠い世界に行かれてしまわれていました。でもなんか元気そうで安心しましたってお話です。