汚いけど汚くない話2

だいぶ時間が空きましたけど続きです。

3週間くらい前に、バイト先のおっさんとアトピーについて話ました。そのなかで、アトピーでいちばんつらい時期は思春期だという話になりました。


アトピー性皮膚炎は思春期以降は乾燥型の皮膚炎が主らしいです。これはウィキペディアに載ってました。

乾燥型の皮膚炎というものは
乾燥する→かゆいかゆい→肌の角質がボロボロ落ちちゃう→かゆいかゆい
と、1回掻いてしまうとこの悪循環を繰り返すことになっちゃいます。そこでこの悪循環を断ち切るのに有効なのが保湿剤なんです。まあこれもたぶんウィキに書いてます。

ただ、保湿剤というものはクリーム状のものがほとんどなんです。なので、毛がわっさわっさ生えてるところは当然濡れません。いや、塗れません。なので毛がわっさわっさ生えてる頭皮なんかは年がら年中カサカサなんです。


というわけで
乾燥する→かゆいかゆい→肌の角質がボロボロ落ちちゃう→かゆいかゆい
という悪循環を頭皮は繰り返すことになります。
唯一この悪循環を断ち切る手段として我慢するという方法がありますけど、それも睡眠中は効果がありません。眠ってる間に無意識に頭を掻きむしって、目が覚めたら頭皮の掻き傷から出血していて、枕に赤い斑点が染み付いてることなんかはよくあります。

自意識の強い思春期に頭がかゆいのは最悪なんです。頭洗ってない人だと思われるし、あんまり掻いてると髪抜けるし、肌の角質が落ちるっていうのは要はふけが落ちるっていうことですから、頭がふけだらけになることもあります。そうなるともう電車で席に座ってるときなんかも、立ってる人の視線が気にかかったりします。そして、これがこのままずっと続くのかなああなんてちょっと絶望的な気分になったりします。


まあ結論から言うと、ずっと続くなんてことはないんですけどね。


というわけで、これからふけだらけの若い子を見かけても、暖かい目で見てあげてください。
パッと見た感じ汚くても、汚くないこともあるかもしれませんし。